少しでもルワンダのお母さんたちの助けになることをしたい そんな思いでこの企画を考えました。
はじめまして、高校三年生の伊藤華です。
私は昨年の夏、トビタテ留学JAPAN(文部科学省が展開する留学促進プログラム)の制度を活用し、アフリカのルワンダ共和国を訪れました。
現地でボランティア活動をしている中で、テイラーさんになるために職業訓練を受けている方たちとお話する機会がありました。多くは最貧困地域に住むシングルマザーのかたで、16歳や17歳 の、私と同年代の女の子もいました。
テイラーはルワンダの女性の一般的な職業で、アフリカ布(キテンゲ)などを使用して洋服や小物 などを作る仕事です。しかし、ルワンダではこのテイラーの職が飽和状態にあるそうです。
せっかく職業訓練を終えて一人前のテイラーになることができても雇ってもらえない、仕事がこない、となるとお金を得ることができません。最貧困地域と言われる、スラム街に住む彼女たちが子どもを養い、安定的な暮らしを送るためにどうしたらいいのか考えました。
帰国後、ルワンダの市場で購入した人形のかわいさを改めて感じ、職業訓練を終えたばかりの 新米テイラーさんに日本版にアレンジし製作してもらい、販売することに決めました。 初めての人形作りで細かい作業が多く、大変だったようですが、とっても可愛く仕上がっていま す。世界に一つだけのオリジナル・完全ハンドメイドの人形を是非手にとってみてください。
もちろん、高校生である私にできることには限りがあります。しかし、この人形を継続的に製作してもらい、日本で販売することで少しでも助けになることを願っています。
そして、日本で購入頂いた方が、遠いアフリカ・ルワンダに思いを馳せ、少しでも貧困問題・多様性などに興味をもつきっかけになってくれたら嬉しいです。
現地での活動の様子
ルワンダで起こせ私のキセキ|トビタテ!留学JAPAN【公式note】